今年も余すところ僅かになりました。この一年間会員の皆様方にはひとかたならぬご厚情を賜り心より御礼申し上げます。

今年は、平成の時代が終わり令和の幕開けとなる歴史的な節目を迎える年となりましたが、日本国内では記録的な台風や大雨が各地で甚大な被害をもたらしました。さらに10月には消費税が引き上げられ我々庶民の暮らしには厳しい令和の幕開けとなりました。

また国外に目を向けますと、米中の貿易戦争、イギリスのEU離脱問題など先行きの不透明な状況が続いています。なかでも韓日関係は戦後最悪と言われるほど悪化し、韓日両国の経済活動にまで悪影響が及び我々在日社会においても韓日の狭間で不安と葛藤に日々心労が堪えません。韓日両国には、歴史的な感情は政治から切り離し冷静な対応で対話に臨み韓日友好のために最善の努力を尽くされることを心から願うばかりです。

さて、当協会の今年一年を振り返りますと、昨年12月13日大成閣に於いて第26回定期総会を開催し、1月27日222名が参加した帝国ホテルでの新年祝賀会に始まり、4月7日野遊会を大阪城の桜を見ながらKKRホテルに於いて行い、4月20日第48回関済協ゴルフコンペや6月20日顧問相談役理事懇親会を天王殿に於いて行い、8月には夏季郷土学校、9月の敬老会では77才以上の会員皆様に気持ちばかりの贈答品をお送りしました。また、10月11日～13日の2泊3日で郷土訪問事業を行いました。最初に、済州4・3事件記念公園に於いて献花を行い犠牲者のご冥福をお祈りしてまいりました。その後、当協会主催の晩餐会や馬公園を観光、済州民俗五日市場での買い物、世界済州人大会晩餐会に参加など、会員の親睦を深める有意義な郷土訪問となりました。

駆け足のように二年という歳月が過ぎ去ろうとしています。今年度青年会には初の女性会長、張順喜会長が誕生しました。協会執行部の皆様には次期会長のもと、婦人会・青年会の三位一体で会員皆様とのより一層の親睦を深めていただき、当協会の更なる発展を願う次第です。

最後に二年の間、会員の皆様には温かいご支援を賜り心より御礼申し上げます。当協会の今後ますますの発展と会員皆様方のご健勝をお祈りいたしまして挨拶の言葉とさせていただきます。